「"低額年金受給者に3万円給付"政策」の問題点。ちきりん
政府は2015年度補正予算案で、低所得の年金受給者向けに1人あたり3万円の給付金を配る方針を固めた。
対象は約1000万人にのぼるとみられ、財源は3000億円程度となる見込みだ。
この政策についてのちきりんさんのツイートが的確。
この政策の問題は、「貯金は数千万円あるけど、年金はごく僅か」という富裕高齢者も3万円が受け取れること→低所得年金者に3万円給付へ…対象1000万 https://t.co/OTcDIDtsF5 #Yahooニュース
「低年金の高齢者」と聞くと、多くの人が貧困な高齢者を思い浮かべるけど、羽振りのいい自営業だった人や、田んぼをコンビニやパチンコ屋に売って貯金が数千万みたいな人もみんな(国民年金だけだから)「低年金な高齢者」なんだよね。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2015, 11月 25
もちろん、出す本すべてがベストセラーになる大作家の先生も、売れっ子芸能人も、大半のスポーツ選手も、年金は国民年金だけなので、年を取れば「低年金の高齢者」です。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2015, 11月 25
今回は3万円給付についての問題点だけど、
そもそも年金制度自体に問題があるんじゃないのか、についての考察も秀逸。
年金について
年金なんて廃止して、みんな自分の貯めたお金で生きていけばいいじゃん?
そうすりゃ高齢者の大金持ちが抱え込んでる貯蓄も流動化して一石二鳥。
んで、長生きしてお金がなくなったら、その時点で生活保護をもらえばいいんです。